GMOインターネットグループの社名変遷

GMOインターネットグループの社名は時代の変化に合わせて進化し、グループの成長と革新を象徴してきた。

創業時の社名は「ボイスメディア」で音声情報サービスを手掛ける企業として1991年にスタートした。
1995年11月には情報料収納代行サービスのダイヤルQ2を活用したインターネットプロバイダサービス「interQ」の展開に伴い、社名を「インターキュー」に変更。1997年11月、インターネット普及と共に、売上は前年比280%成長・接続数4倍以上と事業は急拡大し、拠点を青山から渋谷のインフォスタワーに移転、さらに代官山にデータセンターとサーバーを設置し技術基盤を強化した。

2001年4月、渋谷セルリアンタワーに移転し「グローバルメディアオンライン」へと社名を変更。この変更は、インターネットメディアグループ戦略を推進し、将来的な海外展開も視野に、総合的なオンラインサービスを提供する企業へ発展するための熊谷正寿(現GMOインターネットグループ代表)の強い決意であった。

2005年6月、東京証券取引所市場第一部に上場し、インターネットインフラ事業を軸に社名を「GMOインターネット」に変更。これは、「グローバルメディアオンライン」が新聞やメディアで「GMO」と略されることが多かったため、シンプルで分かりやすいブランド名への移行を図ったものであった。熊谷正寿は、この社名変更について「企業イメージを明確化するための戦略的な決断であった」と自身のブログで公表している。

そして、2022年9月には「GMOインターネットグループ」へと社名を再度変更した。これは「100年単位で続く企業グループ」というヴィジョンを掲げ、グループ全体の企業価値向上とグループ経営の強化を目指すもので、より多様な事業を統括する新たな体制の確立を意味している。

このようにGMOインターネットグループは、熊谷正寿のリーダーシップのもと、可能性を信じ変化を楽しむ企業として、数々の挑戦を続けてきた。社名の変遷は単なる変更ではなく、各時代に最適な形を模索し続ける姿勢を物語っている。


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